セキュリティ・ベンダーの米Websenseは現地時間3月10日,ウイルスなどの悪質なプログラムの置き場所に,フリーのホスティング・サービスが提供するWebサイトを使うケースが増えているとして注意を呼びかけた

 フリーのホスティング・サイトは使いやすく,300Mバイト以上の容量を用意しているところが多いので,フィッシング目的の偽サイトや,ユーザーにダウンロードさせる悪質なプログラム(ウイルスやスパイウエアなど)の置き場所に使われているという。

 また,ユーザー認証をきちんと実施したり,置かれているファイルのタイプをチェックしたりするサイトはほとんどないため,悪用に拍車をかけているとする。

 同社が調べたところ,あるホスティング・サイトでは,CGIプログラムに渡すパラメータを少し変更するだけで,他のユーザーがアップロードしたファイルをダウンロードできたという。

◎参考資料
Malcode authors increasingly using free upload / download sites.