米EarthLinkと米Googleは,米サンフランシスコ市の高速無線ネットワーク構築計画(関連記事)において,インターネット接続サービスの提供を共同で提案した。EarthLink社が米国時間2月21日に明らかにしたもの。

 EarthLink社副社長のDonald Berryman氏によると,両社は2月20日に共同の提案依頼書(RFP)を提出。「両社の強みを持ち寄ることで,ユーザーそれぞれのニーズと要望に応じたサービスを提供できる」としている。

 Berryman氏は,「自治体運営のネットワークでは,企業,政府機関,消費者のインターネット体験を向上し,豊かにするためのサービスやアプリケーションを提供するべきだ。ユーザーを机の前に縛り付けたり,単一のプロバイダに依存させるようなものであってはならない。当社とGoogle社はそれをよく理解しており,サンフランシスコに優れたサービスと選択肢をもたらしたいと考えている」と述べた。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,共同提案では,Google社が300kビット/秒の無料Wi-Fiサービスを提供し,EarthLink社が1Mビット/秒のカスタマ・サポート付きサービスを月額20ドル以下で展開する予定。ケーブルTV会社,電気通信事業者,地域ISPなどに対するWi-Fiネットワークのホールセール料金は,1カ月あたり9~12ドルの見込み。ネットワークの導入と管理は両社が共同で行う。

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