米Googleは米国時間2月23日に,Webページ作成ツール「Google Page Creator」のベータ版を発表した。ブラウザ・ベースの無償ツールで,「HTMLなどのプログラム言語を知らないユーザーでも簡単に自身のWebページが作成できる」(同社)。
ユーザーは,ブラウザ上で表示されるのと同じ状態でWebページを作成および編集し,少ない手順で公開することが可能。WebページのホスティングはGoogle社が無料で提供する。
ユーザー1人当たりの容量は100Mバイト。テキストの入力やフォント・サイズおよびスタイル設定のほか,画像のアップロードやリンクの作成なども行える。また,「Tell your friends」機能を使って,Gmail経由でWebページのURLを友人に通知できる。
Google Page Creatorを使用するには,「Gmail Account」を取得する必要がある。対応ブラウザは「Internet Explorer」のバージョン6.0以降,あるいは「Firefox」のバージョン1.0以降。
Google Page Creatorで作成したWebページには,「http://アカウント名.googlepages.com」が割り当てられる。複数のWebページを作成することは可能だが,「Webページの集合体であるWebサイトを構築する機能は提供していない」(同社)。
なお,同日の段階でGoogle Page Creatorはすでに公開しているが,「登録希望者がたいへん多く,最適な体験をユーザーに提供するために一時的に新規登録を中断する」(同社)。キャパシティを増強し,対応可能になった時点で,登録待ちリストのユーザーに通知するとしている。
◎関連記事
■Googleがポータル化,My Yahoo!のようなパーソナライズ・サービス開始
■米Googleが「Google News」の正式版を公開,パーソナライズ機能を強化
■米Google,カスタム機能を追加した新Google Toolbarを公開
■ 米Google,パーソナライズ・ホームページをモバイル対応に
■米Ask Jeeves,検索エンジンにパーソナライズ機能などを追加
■デスクトップの機能をネットワークが吸い取る---MicrosoftがGoogleを恐れる理由
■Microsoftのライブ・ソフトウエア戦略はWeb 2.0になれるか?
■広がるWeb 2.0の世界,使えるサービスはこんなにもある
[発表資料へ]