米McAfeeは米国時間2月21日,ホスト型侵入防止ソフトウエアの最新版「McAfee Host Intrusion Prevention(McAfee Host IPS)6.0」(旧称:McAfee Entercept)を発表した。「単一のソフトウエア・エージェントにデスクトップ・ファイアウオールの各種機能を統合し,動的な脆弱性防御機能を備える」(同社)。
新版では,同社のシステム・セキュリティ管理コンソール「ePolicy Orchestrator(ePO)」との連携を実現する。これにより単一のインタフェースで,ウイルス,スパイウエア,スパム,ホスト侵入対策や,ネットワーク・アクセス制御といったシステム・レベルのセキュリティを管理できる。
このほか,リモートSQLやHTTPヘッダーの挿入といった攻撃を防御し,データ保護を支援する。
同社Product Marketing担当ディレクタのSteve Crutchfield氏は,「McAfee Host IPSは,シングル・インタフェースによる製品統合と集中管理を実現したソフト」と説明する。「ホストの侵入検知やデスクトップ・ファイアウオールといった機能を包括的に提供しているので,導入,設定,管理を簡単に行い,時間とコストを節約できる」(同氏)。
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