米DoubleClickは米国時間2月21日に,2005年第4四半期の検索広告マーケティングに関する調査結果を発表した。それによると,当期のアクティブ・キーワード数は前年同期と比べて58%増え,合計クリック数は同107%増加した。

 当期の特徴としては,12月の下位キーワードによるコンバージョン率(広告が販売に結びついた成約率)が11月に比べ大幅に向上した。

 DoubleClick社Performics部門バイス・プレジデントのStuart Larkins氏は,「キーワード連動型を含め,検索広告マーケティング全体が依然として強い伸びをみせている。販売事業者は,消費者の購買行為のあらゆる段階で接点を持とうとしており,その成果は投資回収率(ROI)以外にも影響する」と述べた。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・CPK(キーワード単価)およびCPC(クリック単価)がホリデー・シーズンに高騰した。9月時点の平均CPKは25.50ドルだったが,12月には54.62ドルとなった。

・クリック総数の40%と成約総数の48%は12月に発生している。

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