米Dellが,ブレード・サーバー用きょう体「Dell PowerEdge Blade Server Enclosure」専用のネットワーク・スイッチ「Cisco Catalyst Blade Switch 3030」 を米国時間2月16日に発表した。価格は4799ドルから。数週間後に利用可能とする。

 Catalyst Blade Switch 3030は,米Cisco Systemsの開発したスイッチ製品。リンク・アグリゲーション規格であるIEEE802.3ad準拠の「Gigabit EtherChannel」機能を備え,複数のネットワーク回線を統合して帯域幅の広い単一の論理回線として運用できる。Cisco社のネットワーク管理プラットフォーム「CiscoWorks」にも対応している。

 同スイッチを利用すると,ブレード・サーバーの配線を最大90%減らせるという。「ラック設置が効率的に実施でき,データセンターの敷地面積の削減が可能となる。データセンターの管理作業が簡素化し,総所有コスト(TCO)の低減にもつながる」(Dell社)

 米メディア(InfoWorld)では,1台のPowerEdge Blade Server Enclosureに最大4台のCatalyst Blade Switch 3030を搭載できると報じている。

◎関連記事
米HP,AdvancedTCA準拠のブレード・サーバー「HP bh5700」を発表
米IBM,Cell BEプロセッサ搭載ブレード・サーバーなどを発表
「Windowsサーバーの売上高がUNIXサーバーを抜いて首位に」,米IDC
米HP,UNIXベースのItanium 2搭載ブレード・サーバーを発表
米HP,ブレード・サーバー管理ソフトの米RLX Technologiesを買収へ
米Sun,1.5GHz版UltraSPARC IV+搭載サーバーやOpteronベースのブレード・サーバーを発表
「参加企業が100社以上に」,米IBMと米Intelの「BladeCenter」設計仕様公開プログラム
リンク・アグリゲーションの条件と使い方(上)――LAN構築のテクニック

[発表資料へ]