米Microsoftは米国時間2月13日に,無料のスパイウエア対策ソフト「Windows Defender」の「ベータ2」版を公開した。同社Webサイトからダウンロード可能。

 Windows Defenderはスパイウエアなどの不正ソフトウエアを検出して削除し,ユーザーのコンピュータをわずらわしいポップアップ表示や性能低下,セキュリティ侵害から保護する。不正ソフトウエア情報を自動的にアップデートするので,最新の脅威に対応できる。

 ベータ2では,新たなスキャニング・エンジンを採用し,性能の向上を図った。ユーザー・インタフェースを再デザインし,対応言語を拡充。強化した「Software Explorer」により,コンピュータ上のプログラムにわたる効率的な管理を実現する。また「Windows XP Professional x64 Edition」へのサポートを追加した。

 対応ブラウザは「Internet Explorer」のバージョン6.0以降。64Mバイトの空きメモリーが必要(推奨メモリー容量は128Mバイト)。

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