米Akamai Technologiesは米国時間2月8日,2005年第4四半期と通期の決算を発表した。第4四半期の売上高は8270万ドルで,前期の7570万ドルに比べて9%増え,前年同期の5760万ドルから44%の増収となった。会計原則(GAAP)ベースの純利益は2580万ドル(希薄化後の1株あたり利益は16セント)だった。

 一時的な費用を除いた場合,純利益は2620万ドル(同16セント)。前期の同条件の純利益は2200万ドル(同14セント)から19%の増収となる。調整済みEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は3060万ドル。前期の2770万ドル,前年同期の1860万ドルから増収となった。

 通期の総売上高は2億8310万ドルで,前年の2億1000万ドルから35%の増収。GAAPベースの純利益は3億2800万ドル(同2.11ドル)だった。非GAAPベースの純利益は7950万ドル(同52セント)で前年からおよそ3700万ドルの増収。調整済みEBITDAは1億140万ドルで前年の6910万ドルから増収となり,前年の33%だった利益率が36%になった。

 同社社長兼CEOのPaul Sagan氏は,「同年は,当社のビジネス・モデルを通じて強力な売上高の成長,高い利益率,持続的なキャッシュフロー,収益の拡大を達成して過去最高の1年となった」とコメントしている。

 同年末の時点で長期契約を結んでいる顧客の数は前期から4%,前年から80%増加して1910社になった。

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