ルクセンブルクのSkype Technologiesは,米Intel製プロセッサを搭載しているパソコンに限り,IP電話ソフトウエア「Skype 2.0」の同時通話可能人数を最大10人に拡大した。Skype社が米国時間2月8日に明らかにしたもの。
対象となるのは,デュアルコア・プロセッサ・ベースのモバイル技術「Intel Centrino Duo」対応ノート・パソコン,「Intel Pentium D」または「Pentium Extreme Edition」搭載するデスクトップ・パソコン,およびIntel Viivに対応したパソコン。Skype社とIntel社は今後も技術面で協力を続け,Intel製デュアルコア・プロセッサ上で動くSkypeソフトウエアの機能拡充と,性能強化を進める。2006年後半には,Intel社のデュアルコア・プロセッサに最適化したビデオ通話機能の提供を予定している。
さらに両社は,協力関係をパソコンにとどめず,PDAのようなモバイル機器,無線ネットワークWi-FiおよびWiMAXといったIntel社製プラットフォームも対象にするという。
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