米Hewlett-Packard（HP）は米国時間2月7日に，Advanced Telecom Computing Architecture（AdvancedTCA）対応のブレード・サーバー「HP bh5700」を発表した。世界の通信事業者のモバイル向け新サービス構築を支援する」（同社）

　AdvancedTCAはブレード・サーバー向けボード規格で，高速接続技術，次世代プロセサといった最新技術を組み込み，キャリア・グレードの通信システムを実現する。2010年までの通信アプリケーションのニーズを視野に入れ，最大4.5Tbpsの伝送速度をサポートし，最大OC-768に対応したマルチプロトコル・インタフェースを備え，システムの可用性を高めると同時に，将来におけるパフォーマンスの需要増加を想定した余裕を確保している。

　HP bh5700は，米Red HatのサーバーOS「Red Hat Enterprise Linux（RHEL）4」を推奨OSとする。4月に出荷を開始する予定。

　そのほかHP社は，モバイル通信サービスに関する提携などについても明らかにした。南アフリカの無線事業者Vodacomは，サービス品質維持のために「HP OpenCall Home Location Register （HLR）」をGSM/UMTSネットワークに導入。またスペインのTelefonica Moviles Espanaが遠隔管理ソリューション「HP Mobile Device Management（MDM）」を採用したという。

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[発表資料（HP社のプレス・リリース）]
[発表資料（Red Hat社のプレス・リリース）]