米Softricityは米国時間2月6日,米Microsoftのシステム管理ソフトウエア「Microsoft Systems Management Server(SMS)2003」向けにアプリケーションを仮想化するソフトウエアの提供開始を発表した。同社によれば,「SoftGrid for Microsoft SMS 2003」により,IT管理者は,SMSインフラ内からアプリケーションの仮想化,オンデマンドのストリーミング,セルフ・プロビジョニングが可能になる。

 SMSにアプリケーションの仮想化とオンデマンドのストリーミング機能を統合することにより,企業はアプリケーション導入の時間とコストの削減が可能になると同社は説明。仮想アプリケーションが,ローカルで実装するアプリケーションと同じように動作し,切り取り/貼り付け,OLE,印刷といったサービスやネットワーク・ドライブへのアクセスが可能になる。また,アプリケーションのストリーミング機能を追加することにより,ユーザーは,ネットワーク上のどのマシンを使ってもすべてのアプリケーションが利用できるようになる。

 同製品には,SMS内で仮想アプリケーションを管理するコンソール「Softricity SMS Management Console」,仮想アプリケーションを複数の方法で提供するオプションがなどが提供される。

 SoftGrid for Microsoft SMS 2003は,Softricity社とパートナを通じて提供される。機能を仮想化に限定したバージョン「SoftGrid for SMS Virtual Extensions Edition」も用意されている。

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