米MicrosoftがWindows OSの次版「Windows Vista」に搭載する新機能「Windows Sidebar」と「Gadgets」について明らかにした。ミニ・アプリケーションを実行するためのツールで,Windows Vistaの機能ページで説明を掲載している。
Gadgetsは,ミニ・アプリケーションにアクセスするためのアイコンでデスクトップ上に表示される。天気予報,ニュース,道路地図,インターネット・ラジオ,オンライン・アルバムに収めている写真のスライドショーといったオンライン・サービスに簡単に接続できる。カレンダやインスタント・メッセージング(IM)のアドレス帳を閲覧したり,メディア・プレーヤを立ち上げたりといった作業もGadgetsから手軽に行える。Gadgetsの数は無制限に作成できる。
またユーザーは,オンラインのGadgetsギャラリから気に入ったGadgetsをダウンロードして利用することが可能。
Windows Sidebarはスクロール可能なパネルで,Windows Vistaデスクトップの脇(縦方向)に表示される。GadgetsをSidebarにまとめて整理すれば,いつでも簡単にアクセスすることができる。
米メディアの報道(InfoWorld)によると,Windows SidebarとGadgetsはWindows Vistaのコミュニティ技術プレビュー2006年2月(February CTP)版で提供する予定。
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