ゲーム・ソフトウエア関連の米国業界団体Entertainment Software Association(ESA)は,子供を持つ親のゲーム利用に関する調査結果を米国時間1月26日に発表した。それによると,米国では親の35%が,コンピュータ・ゲームやビデオ・ゲームを行っていることが明らかとなった。

 調査は,ESAおよび米Peter D. Hart Research Associatesが昨年11月に共同で実施したもの。2~17才の子供を持つ親501人を対象とした。同調査では,もっぱらトランプや子供向けゲームをするのではなく,コンピュータ・ゲームやビデオ・ゲームを楽しむ親を「親ゲーマー」と定義する。

 こうした親ゲーマーのうち,80%が子供と一緒にビデオ・ゲームを行い,66%は「ゲームでの遊びが,家族の結びつきを強くしてくれる」と述べている。

 親ゲーマーは,政府のゲーム規制について確固たる意見を持っており,73%が選挙で欠かさず投票に行く。ゲームをする/しないを問わず,投票に行く親の85%は「ゲームが不適切な内容であるかどうかを監視するのは,政府,小売業者,ゲーム業者ではなく,親であるべきだ」と考えている。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・典型的な親ゲーマーの年齢は37才で,47%は女性
・親ゲーマーの44%がゲームを楽しむのにコンピュータとゲーム・コンソールの両方を利用しており,コンピュータのみは34%,ゲーム・コンソールのみは20%
・親ゲーマーが最も頻繁に行うゲームは「カード・ゲーム」(34%),「パズルや,ゲーム番組を模したボード・ゲーム」(26%),「スポーツ・ゲーム」(25%),「アクション・ゲーム」(20%),「戦略ゲーム」(20%),「ダウンロード式のゲーム」(18%)
・親ゲーマーの平均プレイ時間は月あたり19時間で,子供とゲームを一緒に楽しむ時間は月あたり9.1時間

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