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 米Googleは米国時間1月23日,同社のニュース・サイト「Google News」の正式版を公開した。2002年9月より,同サービスのベータ版を提供していたが,ユーザーからのフィードバックをもとに機能向上を図ったという。

 同サイトではさまざまな分野のニュースをリアルタイムで提供し,関連ニュースをひとまとめに表示する手法を取っている。現在,22の地域版を10カ国語で用意する。

 正式版では,過去の検索行動を学習する「Personalized Search」機能を統合して,過去に閲覧したニュース記事をもとに,ユーザーが関心を持ちそうな記事を表示する機能を追加した。Personalized Searchに登録すれば利用でき,Googleアカウントにログインすると,Google Newsのトップ・ニュースの下に推奨ニュースの見出しが表示される。

 また,ページ左側の分野別セクションに,読者に最も人気がある記事を表示する「Most Popular」セクションを新設した。

 Google社は,「正式版では,インターネットにあるニュース・ソースから集めた最新ニュースに加え,ユーザー自身が関心があるニュースと,読者に人気の高いニュースを一目で見わたせる」と説明する。

 同社はまた,衛星写真と3次元(3D)画像の地図表示ソフトウエア「Google Earth」の機能強化を明らかにした。英国の広い地域で解像度6インチ(約15センチ)の地図が閲覧できるようにしたほか、Google Localの「Satellite」モードに2つのズーム・レベルを追加した。「世界の多くの場所でより精細な衛星画像を表示できるようになった」(同社)。例えば,ロンドンのバッキンガム宮殿,ニューヨークの自由の女神シドニー・オペラ・ハウスなども精細な画像で閲覧できるという。

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