米Rambusが,2005年第4四半期の決算を米国時間1月19日に発表した。売上高は4160万ドルで,前年同期比7.7%増,前期比15.5%増となった。純利益は940万ドル(希薄化後の1株当たり利益9セント)。前年同期は650万ドル(同6セント),前期は1450万ドル(同14セント)だった。営業利益は730万ドルで,前年同期は960万ドル,前期は390万ドル。

 当期の契約収入は690万ドル。前年同期と比べ14.3%成長したが,前期からは13.5%の減収となった。この契約収入の減少について,同社は「特定のメモリーおよびシリアル接続技術開発の契約に関する成果物の引き渡し時期が影響した」としている。ロイヤルティ収入は3470万ドルで,前年同期比6.5%増,前期比23.7%増。

 コストおよび費用の総額は3430万ドルだった。前年同期は290万ドル,前期は3210万ドル。研究開発費は1190万ドル(前年同期比340万ドル増),マーケティング費/一般管理費は940万ドル(前年同期比180万ドル増)だった。

 「当期の結果を喜ばしく思う。売上高の記録を更新し,米AMDと重要な特許ライセンス契約を結ぶことで2005年を終えた。AMD社による支払いは,2006年に始まる」(Rambus社社長兼CEOのHarold Hughes氏)

◎関連記事
米Rambusの特許侵害訴訟,韓国Hynixによる訴訟取り下げ請求が棄却
米Rambus,米AMDに特許を5年間7500万ドルで供与
米Rambus,米IBMにXDRコントローラ・セル「XIO」のライセンス供与
「昨日の友は…」,米Rambusが韓国Samsungを特許侵害で提訴
独Infineonが米Rambusとの特許侵害訴訟で和解,ライセンス料は2年で4680万ドル
「2005年の世界半導体市場は6.9%増の2350億ドル規模,フラッシュ製品が好調」,米調査
「技術系企業の76%がライセンス収入の大幅増を予測」,米調査
「半導体業界,今後10年でベンダーの40%が撤退する可能性あり」,米Gartnerの調査

[発表資料へ]