米Microsoftは米国時間1月19日,ポートフォリオ管理ソフトウエアおよびコンサルティングの米UMTからのソフトウエアと知的財産(IP)の買収が完了したことを明らかにした。同社は,UMT社の技術と人材を通じて企業向けプロジェクト管理製品「Office Enterprise Project Management(EPM)Solution」の補完と拡張を狙う。

 買収により,UMT社経営陣の一部と製品開発スタッフの多くがMicrosoft社のOffice Project部門に加わる。ただしUMT社のコンサルティング事業は,UMT Consulting Groupという社名の独立会社となり,Microsoft社のプロジェクト・ポートフォリオ管理(PPM)製品の普及促進に協力する。

 また,UMT社はPPM製品以外にも,アプリケーション・ポートフォリオ管理(APM),エンタプライズ・プロジェクト管理(EPM),プロジェクト管理オフィス(PMO)に関するコンサルティング・サービスを提供する。同社では,UMT Universityを開設し,これら4部門のトレーニング・コースも提供する。

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