米IBMは米国時間1月17日にアパレル・メーカーの米GapとITインフラ・サービスに関する提携を結んだことを明らかにした。契約期間は10年間で,総額は約11億ドルにのぼる。

 IBM社はGap社の北米店舗およびオフィスを対象に,メインフレーム,サーバー,ネットワーク,ヘルプデスク,デスクサイド・サポート・サービスなどを提供する。

 Gap社店舗内の顧客サポート向上を図り,北米の2850店以上にネットワーキング機能を拡大する。IBM社の技術を用いて,これら店舗を最先端の無線ネットワークに移行する。

 またIBM社は,Gap社のITシステムを統合し,グローバルな業務とサポートに活用できるようにする。

 「販売業務を推進し,自社の強みを生かして顧客をもてなすことが当社の最優先課題だ。技術インフラをIBM社に任せることで,当社はより早くそのための能力を発揮することができる」(Gap社CIO兼副社長のMichael Tasooji氏)

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