米PricewaterhouseCoopersは米国時間1月10日,中国の半導体消費に関する調査結果を発表した。それによると,中国における国内向けの半導体の消費量は,輸出を含む集積回路(IC)消費の少なくとも40%を占めていることが明らかになった。中国市場の2004年におけるエンド・ユーザー向け半導体の売上高は168億ドルだった。

 2004年における中国の半導体の総消費量(国内使用と輸出を含む)は418億ドル。これは,世界市場における売上高のおよそ5分の1(19.6%)に相当する。同社によれば,これを上回るのは23.4%を占める日本だけだった。

 「中国では国内消費向け半導体の売り上げ増加が目立っているが,全体の売上高でみると比較的に割合は低い。半導体メーカーにとって,中国市場における国内消費が検討材料になるだろう」(同社)。

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