米BBN Technologiesが,音声認識技術をベースとするポッドキャスト検索サービス「PodZinger」を米国時間1月11日に発表した。検索キーワードを入力すると,そのキーワードを含む音声ファイルを見つけることができる。

 同サービスは,BBN Technologies社が30年間かけて研究開発した音声認識技術を用いたという。毎日Webサイトをクロールして検索用インデックスを更新し,1週間に数千個のペースで新しいポッドキャストを追加している。

 音声ファイルを見つけると,一般的なテキスト検索と同じように,検索キーワード近辺のテキストを表示する。ポッドキャストの先頭から検索キーワードが出てくるまでの時間も表示されるため,「再生する際に一気に目的の場所まで飛べる」(BBN Technologies社)。

 ユーザーは,PodZinger内でポッドキャストの購読申し込み,ダウンロード,再生が可能。興味のある話題に関して新しいポッドキャストが配信されると,その情報をRSSフィードで受け取れる。さらに,自分のポッドキャストをPodZingerに登録できる。

 なお,米メディア(internetnews.com)では,BBN Technologies社が2005年9月からPodZingerのベータ運用を行っていたと報じている。またPodZingerのほかにも,米Blinkxが2005年7月から音声認識技術ベースのポッドキャスト検索サービスを提供しているという。

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