米EMCは米国時間1月9日に,ITサービス会社の米Internosisを買収したことを明らかにした。Internosis社の買収により,プロフェッショナル・サービスを拡充し,緊密に連携したアプリケーション・インフラ向け統合ソリューションの提供を目指すとしている。

 Internosis社はメリーランド州グリーンベルトに本社を置く未公開企業。約250人のサービス専門家を抱えており,特に米Microsoft製品の環境に向けたIT戦略,アプリケーション開発,ITインフラ,マネージド・サービスに焦点を当てた事業を展開している。

 EMC社は今後,プロフェッショナル・サービス部門EMC Technology SolutionsにおいてInternosis社を運営する。Internosis社のサービスは,主にEMC社の北米事業および北米パートナを通じて提供する。

 「Internosis社の人材と世界レベルのプロセスが当社のプロフェッショナル・サービスおよびソリューション事業に加わることで,情報ライフサイクル管理製品の顧客拡大をいっそう促進できる」(EMC社EMC Technology Solutions部門上級バイス・プレジデントのDerrell James氏)

◎関連記事
米EMCが情報ライフサイクル管理戦略を発表,各種ソフトウエアを発表へ
順風満帆のストレージ市場,巨人EMCに敵なし
米EMC,企業向け電子化技術の米Captivaを約2億7500万ドルで買収
独SAPと米EMC,SOA導入に向けたILMサービス提供で協力
米HP,ILM戦略におけるストレージ製品の新版を発表
米IBM,情報ライフサイクル管理支援に向けストレージ関連製品を発表
「米国IT支出の成長は2007年に急減速,2008年頃から回復へ」,米Forrester Research
「企業のIT支出は成長,今後12カ月で平均7.1%増」,米誌の調査

[発表資料へ]