米Rambusと韓国Hynix Semiconductorのあいだで争われているメモリー関連技術の特許訴訟で,カリフォルニア州北地区連邦地裁はHynix社の出したRambus社に対する訴訟取り下げ請求を棄却した。Rambus社が米国時間1月5日に明らかにしたもの。

 Rambus社によると,「Hynix社は当社が不正行為や文書破棄をしたと主張し,取り下げ請求を出していた」という。同地裁のRonald Whyte判事は「当裁判所は,Rambus社に違法な証拠隠滅がなかったと判断した」と判決文に記している。同判事は,Rambus社にSDRAMおよびDDR/DDR2 SDRAM製品に関する特許侵害でHynix社を訴える権利があると認めた。

 これにより,裁判は2006年3月6日に行われることになった。

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