米Adobe Systemsは,携帯電話向けFlash動作環境の新版「Flash Lite 2」と家電向けに最適化した「Flash Player SDK 7」を米国時間1月3日に発表した。

 両製品は,「Flash Player 7」を基盤としており,ActionScript 2,Unicodeに対応。メモリー消費を削減し,XMLデータ処理機能を強化している。同社によれば,OEM,家電メーカー,通信事業者は,導入コストを削減しながら,競合製品と比べて3~5倍速くコンテンツとインタフェースの提供が可能になるという。

 両製品を搭載する機器は同年下旬に販売される見通し。同社によれば,Flashを搭載する携帯機器の出荷台数は,過去12カ月で1200万台から3倍以上の4500万台まで増加している。

 また,同社は「Flash Professional 8」のプレビュー版のリリースを同日発表している。開発者は,同プレビュー版でFlash Lite 2の新機能を利用することができる。

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