米Dellと米消費者製品安全委員会(CPSC)が,Dell社製ノート・パソコン用バッテリの自主回収/無償交換を米国時間12月16日に発表した。2004年10月5日~2005年10月13日に販売したバッテリに,発熱による発火の危険があるという。

 問題のバッテリはノート・パソコンの付属品として販売したほか,オプション品やサービス交換品としても出回った。発火の恐れがある製品は米国内に約2万2000個あると見込む。これまでDell社は,発熱の報告を3件受けた。いずれもテーブルに損傷を与えた程度で,人的被害はなかったという。

 発熱の可能性があるバッテリのラベルには,「Dell」という社名に加え,「Made in Japan」または「Made in China」という生産国名が印字してある。交換対象になるかどうかは,白いラベルに印刷された識別番号をDell社に伝えると判断できる。

 同バッテリが付属したノート・パソコンは以下の通り。

【Latitude】
D410,D505,D510,D600,D610,D800,D810

【Inspiron】
510M,600M,6000,8600,9200,9300,XPS Gen 2

【Dell Precision】
M20,M70

 詳細な情報はDell社のWebサイトに掲載している。それによると,交換の対象となるバッテリのモデル番号は以下のいずれか。同サイトでは,識別番号を入力して危険性のあるバッテリかどうかを調べることもできる。

3K590
C5340
X5308
F5132
U5882
U5867
6P922
C5446
C2603

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