米Vonage Holdingsの子会社Vonage Marketingと米UTStarcomは米国時間12月13日に,802.11b無線接続でVonage社のVoIPサービスを利用できるWi-Fi対応携帯電話「F1000」を発表した。

 「公共アクセス・ポイントの世界的な急増により,移動中でも低コストなVoIPサービスを利用できる機会が広がっている」(Vonage社製品開発担当執行バイス・プレジデントのLouis Holder氏)

 F1000はUTStarcom社が製造し,Vonage社のVoIPサービスと組み合わせる。3者通話,指定番号への転送,ボイスメール,発信者表示など,Vonage社サービスの基本機能を提供する。Wi-Fiプロファイルの設定および保存が可能で,「アクセス・ポイントで簡単に無線接続が行える」(両社)。連続通話時間は最大5時間,連続待ち受け時間は50~100時間。充電時間は2~3時間。価格は129.99ドルで,50ドルのリベートが付く。

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