米Gatewayと米Hewlett-Packard(HP)の間で争われている特許侵害訴訟に関して,米国際貿易委員会(ITC)は,Gateway社が特許を侵害したとする先の判決を覆し,行政法判事に審理を差し戻した。Gateway社が米国時間12月8日に明らかにしたもの。

 HP社はGateway社が同社の7件の特許を侵害しているとして,2004年にITCに申し立てを起こし,このうち「パラレル・ポート技術を用いた旧式プリンタの使用に関する技術」(Gateway社)について主張が認められた。

 しかし,今回ITCはこの判決を覆し,Gateway社による実質的な特許侵害はなかったとの判断を示した。

 Gateway社法務責任者のMichael Tyler氏は,「当社がHP社の特許を侵害していないという主張とITCの見解が一致したことに満足している」と述べた。「当社は他社の知的財産に敬意を払っており,また,他社も当社に対して同様であることを期待している」(同氏)

 なお,Gateway社とHP社は現在,5件の知的財産訴訟で争っている最中だという。

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