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 米Mozilla FoundationのオープンソースWebブラウザの新版「Firefox 1.5」のリリースが予定より遅れるかもしれない。Mozilla Foundationが米国時間11月29日に,Firefoxの普及促進を図るコミュニティ・サイト「Spread Firefox」のブログで最終テストの協力を呼びかけた。

 Firefox 1.5は太平洋標準時11月29日午後に公開される予定だと米メディア(InfoWorld)は報じている。11月29日午前7時投稿のブログ記事には,「新ソフトウエア(Firefox 1.5)のテストに12時間以上協力してくれる人を急募する」となっている。なお,現在Spread Firefoxサイトは一時的に停止しており,「当サイトは決してハッキングされたのではありません」との註釈とともに,キャンペーン開始に向けてテスト中であるとする告知が表示される。

 Firefox 1.5では,ソフトウエア・アップデート機能の強化や「戻る」「進む」ボタン処理速度の向上を図ったほか,オプション/設定ウインドウのデザインを刷新したという。SVG,CSS 2,CSS 3,JavaScript 1.6などに対応し,個人情報を消去する「Clear Private Data」を備える。

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[Spread Firefoxのブログ記事]