米TiVoは,同社のデジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)向けサービスでTVコマーシャルの検索機能を来春より提供する。同社が米国時間11月28日に明らかにした。「特定の分野の広告を見たいという視聴者が目的に合った商品の情報を入手できるようにする」(同社)

 Interpublic Media社,OMD社,Starcom Mediavest Group社,Richards Group社,Comcast Spotlight社などの広告代理店や,Comcast Cable社の広告販売部門などが同機能の開発に協力する。自動車,旅行,電気通信,日用消費財(CPG)といったカテゴリ分けや,広告費などについて検討中だという。

 視聴者はインターネットの検索エンジンと同様に,カテゴリや関連キーワードで目当ての商品の広告を検索することが可能。広告主は特定の商品やサービスについて,対象を絞って視聴者に宣伝できる。

 TiVo社のサービス加入者は,広告検索機能の使用を選択する場合,同社製セットトップ・ボックスでプロファイルを設定し,関心のある広告のみを受信できる。「視聴体験を邪魔することなく,ユーザーの関心事に合ったインタラクティブな広告をオプトイン(承諾)ベースで配信する」(同社)

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