インフラ・ソフトを手がける英Autonomyは，企業向け検索／プロセス管理ソフトのプロバイダである米Verityを買収することで最終合意に達した。両社が英国時間11月4日に明らかにしたもの。買収手続きは，株主と規制当局の承認などを経て，2005年末～2006年初頭頃に完了する見通し。
Autonomy社は，Verity社の株式1株に対して13.50ドルを支払う。これは2005年11月3日の終値に，30％のプレミアムを加算した額に相当し、買収総額は約5億ドルとなる。
両社合併後のCEOには，Autonomy社共同設立者兼グループCEOのMike Lynch氏が就任する。Verity社CEOのAnthony Bettencourt氏は，Autonomy社の米国子会社においてCEOを務める。
Lynch氏は，「世界で業界をリードする2社が合併することで，業務規模の拡大と収益源と多様化を実現できる」と説明する。またBettencourt氏は，「当社製品とAutonomy社の技術は，長年共同で取り組んできたおかげで互換性が確保できており，両社共通の顧客も多い。合併により，ユーザーはVerity社製品に対する投資を無駄にすることなく，次世代技術と高度な機能性を手に入れられるようになる」と述べた。
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