米Hewlett-Packard(HP)は,米IntelのItanium 2プロセサを搭載するブレード・サーバー「HP Integrity BL60p」を米国時間11月1日に発表した。OSは,同社のHP-UX 11iをサポートする。

 BL60pは,同社のワークロード管理ソフト「Global Workload Manager」を使って複数のOSプラットフォームに自動的に負荷を分散できるため,分散されたリモート・サイトとUNIXインフラの統合に適しているという。

 同社によれば,先ごろ実施したベンチマークとビジネス・プロセス・テストにおいて,競合するIBM社製サーバー「eServer BladeCenter JS20」のパフォーマンスを60%上回ったという。

 同製品は,同社の管理ソフトウェア「HP Systems Insight Manager(SIM)」を利用することにより,複数のOSを稼動するサーバー,ストレージ,ネットワーク・ソリューションなどを単一のポイントから管理できる。また,同システムのパーティショニング機能により,単一のブレードを分割して最大6つのHP-UX 11i v2インスタンスを個別に実行することができる。

 BL60pは,2006年初旬に出荷が予定されている。価格は5695ドルから。同製品に関する詳細は,同社Webサイトに記載されている。

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