米IDCが,全世界のモバイル・ワーカーに関する調査結果を米国時間10月12日に発表した。それによると,2004年時点で6億5000万人強だったモバイル・ワーカーは2009年に8億5000万人を上回り,就労者の4分の1以上を占めるようになるという。

 IDCは「企業はモバイル・ワーカーの重要性が高まっていることを理解しつつある」と述べる。「企業にとってモバイル・ワーカーは,戦略性の高い従業員であるはずだ。仕事の多くの場面で,モバイル機能は作業の改善につながる」(同社)

 現在のモバイル・ワーカー数を地域別にみると,日本を除いたアジア太平洋地域が最も多く,米国と西欧がそれに続く。2004年の就労者全体に占めるモバイル・ワーカーの割合は米国が1番高かった。米国では2009年にモバイル・ワーカー率が70%を超えると予測する。

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