米Seagate Technologyは米国時間10月10日に,最大容量500GバイトのSerial ATA(SATA)ハード・ディスク装置(HDD)ファミリ「Barracuda 7200.9」を発表した。回転速度は7200rpm。SATA 2.5に準拠し,3Gbps/1.5Gbpsを自動的に切り替える。Native Command Queuing(NCQ)をサポートする。
米メディアの報道(internetnews.com)によると,Barracuda 7200.9製品のサイズは3.5インチで,低価格サーバー,中~高性能パソコン,パソコン・ゲーム用システム,およびメディア・パソコンに向ける。500Gバイトのほかに,40/80/120/160/200/250/300/400Gバイト・モデルを用意する。
Seagate社Global Sales and Marketing部門バイス・プレジデントのBrian Dexheimer氏は,同ファミリについて「業界最先端の容量,性能,信頼性を実現しており,デジタル・ビデオの編集および作成,CAD/CAM,データ/画像分析などのアプリケーションで必要なシステム性能と信頼性を満たしている」と説明する。
なお3GbpsのSATA NCQサポートは,80Gバイト以上のモデルで提供する。
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