フィンランドのNokiaと米Symantecは,Nokia社のスマートフォン向けプラットフォーム「Series 60 Platform」をベースとするスマートフォンに,携帯機器用セキュリティ・ソフトウエア「Symantec Mobile Security」を搭載することで合意した。両社が米国時間10月5日に明らかにしたもの。

 この合意により,Nokia社はSeries 60 Platformおよび「Symbian OS」対応モバイル機器に,Symantec Mobile Securityをプリロードできるようになる。その結果「消費者や企業ユーザーを,モバイル機器を狙うマルウエアの脅威から守れる」(両社)。

 これにともない,Series 60のライセンスを受けているスマートフォン・メーカーも,Symantec社の各種セキュリティ製品の評価/試験が行える。

 Symantec社モバイル/無線ソリューション担当副社長のSarah Hicks氏は,「モバイル機器が消費者の生活や仕事の進め方を変えつつある」と述べる。「金融データや個人情報などモバイル機器に保存するデータが増えるほど,マルウエアの脅威に対するリスクも高まる。当社が協力することで,Nokia社はSeries 60 Platformと同プラットフォーム対応スマートフォンに,重要なセキュリティ機能を搭載できる」(同氏)

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