韓国Daum Communications子会社の米Lycosは,ソーシャル・ネットワーキング・サービス「Planet」のベータ運用を開始したことを,米国時間10月4日に発表した。

 Planetは,Daum社のサービスを米国インターネット・ユーザー向けに調整したもので,Lycos社の「Angelfire」サイトを通じて,ヤング・アダルトおよびティーンズ層を主な対象として提供する。

 「従来のソーシャル・ネットワーキング・サイトやホームページと異なり,Planetは,よりいっそう仲間との交流や表現のパーソナル化に焦点を当てた,インタラクティブなマルチメディア体験を提供する。写真,ブログ,スライドショー,アニメーション,特殊効果などを無制限で活用し,HTMLの知識が無くても,小規模なWebサイトやホームページを立ち上げられる」(Lycos社)

 例えば,ユーザーは編集ツール「MyTV Player」を使って,デジタル写真画像を加工するほか,フェードや回転などの効果を加えたスライドショーを作成することが可能。Webに精通していないユーザーも,簡単にコンテンツをパーソナライズできる。今後2週間で,音楽をPlanetに追加する機能も提供する予定。

 なお,Lycos社は昨年10月にソーシャル・ネットワーキング・サービス「Lycos Circles」のベータ・テストを開始したが,すでに運用を終了している。米メディアの報道(InfoWorld)によると,Lycos CirclesのWebサイトを閉鎖したのは今月で,Lycos Circles登録ユーザーに対するPlanetへの移行方法については提示が無いという。

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