米blinkx，一般ユーザーのビデオが検索できるサービスの提供開始

IT Pro

2005.10.04

　米blinkxは，新しいビデオ検索サービス「my blinkx.tv」の提供開始を米国時間10月3日に発表した。ユーザーは，自分のビデオ・ファイルのアップロード／検索とともに，他のユーザーのビデオ検索も可能になる。

　同サービスにより，ユーザーはビデオ・クリップを無料でアップロードして保存することができる。また，トピックやキーワードによる検索を行ってチャネルとして保存することにより，関連画像が自動的にアップデートされるため，最新の関連画像が見られるようになる。

　このチャネルは，単一のメディア・ストリームとしてオンラインで視聴する，またはダウンロードしてパソコンや携帯型ビデオ・プレーヤで再生することもできる。そのため，「ネット・ユーザーは，ビデオ・コンテンツだけでなく，閲覧方法も選択できるようになる」と同社は説明している。

　たとえば，my blinkx.tvにハリケーン「カトリーヌ」に関する個人的な映像にコメントを添えてアップロードすると，コンテンツは自動的にFlashに変換される。そして，音声のテキストが作成され，インデックスが付けられる。また，ファイルには，作成日時，再生時間，タイトル，所有者の名前，関連情報がタグ付けされる。

　このユーザーが作成したビデオ・クリップは，ライブラリの一部となるため，my blinkx.tvを訪問して「New Orleans」や「天候」を検索した別のユーザーが「ハリケーン・カトリーヌ」の部分で目にすることになる。

　現在，同サービスでは非商用コンテンツを提供しているが，同社によれば，ビデオ作成会社との提携を通じて商用コンテンツの提供も予定しているという。