米Dellは米国時間9月26日に,米Intelの「Xeon」デュアルコア・プロセサを搭載した2ソケットのサーバーおよびワークステーションを発表した。「最大52%の性能向上を実現する」(同社)としている。

 今回発表したのは,「PowerEdge 1850」「同1855」「同2800」「同2850」サーバーと「Precision 470」「同670」ワークステーション。シングルコアXeonと同様のチップセットを採用しており,「シングルコアからマルチコアへの容易な移行とコスト節約を支援する」(同社)。

 価格は,PowerEdge 1850が2448ドル,同1855が2448ドル,同2800が2548ドル,同2850が2748ドル,Precision 470が2479ドル,同670が2779ドル。秘密保持契約を結んでいる顧客向けに,先行予約の受け付けを同日開始する。PowerEdge製品のOSには,「Microsoft Windows Server 2003」または「Red Hat Enterprise Linux」を,Precision製品のOSには「Microsoft Windows XP Professional」または「Red Hat Enterprise Linux」をプリインストールする(いずれも32/64ビット版)。一般向けのリリースについては10月に発表する予定。

 また同社は,マルチコアへの移行を検討している顧客に対して,計画および導入支援サービスを提供するという。

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