米Red Hatと米Hewlett-Packard(HP)は,両社の製品をベースとする企業向けストレージ・ソリューション用の試験施設「Storage Solutions and Performance Test Lab」を開設する。Red Hat社が米国時間9月21日に明らかにしたもの。ノースカロライナ州ローリーにあるRed Hat社の本社内に設ける。

 この試験施設では,主に「Red Hat Global File System(GFS)」と「HP StorageWorks」「同Serviceguard」の統合システムを対象に,性能試験などを実施する。試験の結果を受け,Linux環境向けストレージ・ソリューション導入に役立つベスト・プラクティス,ソリューション・ガイド,ホワイト・ペーパーの制作を行う。

 「テスト済みで動作を確認できたソリューションは,企業顧客にとって重要だ。特にストレージを導入する際には欠かせない。HP社と共同設立する試験施設を通じ,我々の統合ストレージ・ソリューションの価値と性能を,ハイ・エンドからロー・エンドまですべて紹介する」(Red Hat社ストレージ・ソリューション担当ディレクタのTodd Barr氏)

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