米Microsoftは米国時間9月20日に，組織の再編計画について明らかにした。全社を「Platform Products & Services Division」「Business Division」「Entertainment & Devices Division」の3部門に編成し，各部門のプレジデントが指揮をとるかたちにする。
Platform Products & Services Divisionは，Windowsクライアント，サーバーおよびツールのほか，インターネット事業MSNを管轄する。Kevin Johnson氏とJim Allchin氏が共同プレジデントに就く。なおAllchin氏は，次期Windows OS「Windows Vista」の製品版をリリースした後，2006会計年度末に退社する予定。
Business Divisionには，従来のInformation Worker部門とMicrosoft Business Solutions部門を組み込む。Jeff Raikes氏がプレジデントに就任する。
Entertainment & Devices Divisionは，現ホーム・エンターテインメント部門とモバイルおよび組み込みデバイス部門を統合する。プレジデントにはRobbie Bach氏を任命している。
さらに，同社CTOのRay Ozzie氏は職務を拡大し，3部門にわたるソフトウエア関連サービスの戦略推進を支援する。
同社CEOのSteve Ballmer氏は，今回の組織再編について，「意志決定と実行力の強化を図り，顧客が最も望んでいる製品とサービスを提供し続けるため」と説明した。
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