米Microsoftは米国時間9月15日に,メンテナンス・プログラム「Software Assurance」の拡充について発表した。新たな特典を追加し,「サポートとアップグレードのみで構成した一般的なメンテナンス・サービスを超え,顧客がソフトウエアのライフ・サイクルを通じてサポート,新バージョンの権利,技術,広範なリソースを利用できる包括的なサービスへの拡大を図る」(Microsoft社)。

 Software Assuranceに含まれる特典は合計18項目となり,計画,導入,利用,保守,移行の5段階を通じて提供する。

 新たに追加する主な特典は以下の通り。

・Desktop Deployment Planning Services/導入段階:
 Microsoft社認定パートナまたはMicrosoft社コンサルティング部門の専門家を派遣し,顧客のデスクトップ導入計画を提案する

・Information Work Solution Services/導入段階:
 Microsoft社認定パートナを通じて,Microsoft社が開発した定義済みサービスを提供する

・Windows Vista Enterprise/利用段階:
 機密データを保護する「Full Volume Encryption」,レガシー・アプリケーションを仮想マシン上で動作可能にする「Virtual PC Express」を含む

 そのほか,保守段階のトラブル・シューティング・サービスで,24時間7日間の電話サポートを提供するなど,既存特典の強化も図った。

 新たな特典と強化特典は,2006年3月より提供を開始する。Windows Vista Enterpriseのみ,次期版Windows OS「Windows Vista」のリリースに合わせて,2006年秋に利用可能とする。

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[発表資料(1)]
[発表資料(2)]