米Googleは,1415万9265株のClass A普通株公開を1株当たり295ドルの公募価格で実施することを米国時間9月14日に発表した。調達総額は約41億8000万ドルとなる。

 なお,引受会社は最大60万株の追加発行権を行使することができる。

 同社は2004年8月19日に新規株式公開(IPO)を実施(関連記事)。売り出し価格は1株当たり85ドルで,約17億ドルを調達した。

 IPOから1年経った今年8月18日に,同社は新株発行計画を明らかにし,この時点の市場価格である1株当たり約285ドルを基準として,総額41億ドル強の調達を見込んでいた。

 米メディアの報道(Red Herring)によると,今回の1株当たり295ドルという公募価格は,同日の同社株式の終値303ドル(前日比8.68ドル安)を2.7%下回る。ちなみに同社は,今回の調達資金以外にも約30億ドルの手元資金があり,中国のオンライン検索ベンダーBaidu(百度)の買収に乗り出すのではないかとの憶測が広まっているという。

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