米Oracleは米国時間9月12日に,データベース管理システム「Oracle Database 10g Release 2」のWindows版リリースを発表した。

 Oracle Database 10g Release 2は大規模グリッド・コンピューティング環境への対応強化を図り,クラスタ・システム「Oracle Real Application Clusters(RAC)」で対応サーバーを最大100台に拡大したほか,ストレージ管理機能「Automatic Storage Management」を向上。セキュリティ面では,データ暗号化技術「Transparent Data Encryption」を追加した。また,World Wide Web Consortium(W3C)の定める「XML Query」標準規格をサポートする。すでに,Linux版とUNIX版が利用可能。

 Windows版では,.NET対応拡張機能「Oracle Database Extensions for .NET」が付属する。開発者は.NET言語を利用できるため,「Oracle Databaseアプリケーションの開発と実装に要する時間を短縮できる」(Oracle社)。

 Windows版Oracle Database 10g Release 2は,同社Webサイトから入手可能。

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