米Global Sourcesは,中国の消費者家電に関する調査結果を中国(香港)で現地時間9月8日に発表した。それによると,中国本土のメーカーによる消費者家電の生産売上高は,2005年に前年比22%増の673億ドルに達するという。

 2005年のメーカー予想生産台数は以下の通り。

・DVDプレーヤ:1億270万台(前年比19%増)
・エアコン:8850万台(同33%増)
・カラーTV:7900万台(同12%増)
・車載電子機器:3790万台(同23%増)
・デジタル・カメラ:3350万台(同29%増)
・MP3プレーヤ:1650万台(同61%増)
・ホーム・シアター・システム:790万台(同6%増)

 Global Sources社のMark Saunderson氏によれば,中国消費者家電の生産売上高は,2004~2007年の年平均成長率が23%となる見込み。「同業界の競争は激しさを増している。メーカーは競争力を付けるため,液晶TV,デジタルTV,DVDレコーダ,800万画素以上のデジタル・カメラなど,最新製品の研究と製造に軸足を移している」(同氏)

 同社はさらに,中国における輸入ICの依存度がさらに高まると予測する。2005年のIC輸入高は,TV向けが11億3000万ドル(前年比15%増),DVDプレーヤ向けが13億ドル(同14%増),デジタル・カメラ向けが16億9000万ドル(同34.5%増),MP3プレーヤ向けが3億7000万ドル(同37%増)となる見込み。

 「中国の電子業界は2005年に598億5000万ドル分のICを使用する見込みで,このうち94%を輸入に頼っている」(同氏)

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