米Maxtorは米国時間8月31日,SOHOや家庭内ネットワークでの利用を想定したハード・ディスク装置(HDD)「Shared Storage Plus」を発表した。メディア・サーバー機能を内蔵しており,最大容量は500Gバイト。10月より出荷を開始する。

 Shared Storage Plusには,同社のバックアップ・ソフトウエア「Maxtor」が付属する。「データのほか,写真,音楽,ビデオなどのデジタル・ファイルを集約的に管理し,共有,プリント,バックアップを容易に行える」(同社)。

 「SimpleView」機能により,最大20人のバックアップおよびストレージ状況をひと目で把握できる。また,バックアップ頻度や共有フォルダのアクセス権も設定可能。

 メディア・サーバー機能を使えば,パソコンを経由することなく,ネットワーク上の複数の機器でデジタル・データのストリーミングが行える。例えば,2階で音楽を聴き,リビングでは映画鑑賞,別の部屋ではノート・パソコンでスライド・ショーを楽しむといった使い方ができる。

 同社Maxtor Branded Products Groupマーケティング担当副社長のStacey Lund氏は,「Shared Storage Plusには,簡単な操作で最大限の価値を引き出せるように,バックアップやメディア・サーバーなど,各種ソフトウエア機能を統合した」と説明する。

 同HDDはUSBポートを2基搭載する。200Gバイト,300Gバイト,500Gバイトの3モデルがあり,価格はそれぞれ299.95ドル,399.95ドル,499.95ドル。

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