米EMCは,元米MicrosoftのCFOであるMichael W. Brown氏を同社取締役に選出したことを米国時間8月22日に発表した。同氏が加わることにより,EMC社取締役会のメンバーは11人となる。

 Brown氏はMicrosoft社に1989年に入社。1993年に同社CFOに就任し,1997年に同職を退任するまで,世界各地の情報技術,製造,財務,事業開発部門などを統括していた。直近では,NASDAQ株式市場取締役会の会長,全米証券業協会の長官などを務めた。

 EMC社取締役会会長のMike Ruettgers氏は,「Brown氏が加わったことで,EMC社取締役会の専門知識が強化され,幅が広がった」と述べている。

 「Brown氏は金融業界におけるリーダーだ。(Microsoft社という)最も価値があり,持続的な成長を続ける会社の1つを,数々の業績と投資実績でリードしてきた。同氏の経験は,EMC社がポートフォリオを拡大し,新規市場を開拓する上で価値のあるものとなるだろう」(同氏)

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