日経BPコンサルティングが2011年5月16日に発表したモバイルデータ通信端末のユーザー満足度調査で、NTTドコモが調査開始以来3年連続のトップとなった。エリア、通信品質、顧客対応などで強みを発揮し、15の調査項目のうち8つで、同業6社のトップとなっている。

 パソコンなどに接続して、データ通信するモバイル端末を対象に、2009年度から実施している「モバイルデータ通信端末満足度調査」の第3回。15項目の満足度を4段階(プラス2ポイントからマイナス2ポイント)でユーザーに評価してもらった。

 この結果、「総合満足度」でNTTドコモが0.7ポイントを獲得。2位のUQコミュニケーションズ(0.59)に0.11ポイントの差でトップとなった。3位以下は、KDDI(0.52)、イー・モバイル(0.45)、ソフトバンクモバイル(0.42)、ウィルコム(0.35)の順。

 NTTドコモは、他にも「通信エリアの広さ(屋外)」「通信エリアの広さ(屋内)」「通信品質(接続までの時間)」「通信品質(通信中の切断)」「端末の性能/機能/使いやすさ」「販売店・ショップ店員の対応」「アフターサービス・サポート」の7項目でもトップ。一方で「月額利用料金」と「料金プラン/割引サービス」の2項目では最下位だった。

 また、総合満足度2位のUQコミュニケーションズは、「データ通信速度」「端末のデザイン/サイズ」「利用できるアプリケーション」「データ通信定額制」の4項目で1位を獲得。特に「データ通信速度」は0.69で、他社を大きく引き離していた。

 調査は、PCカードやCFカード型、USBタイプ、モバイル無線LANルーターに加え、PC内蔵のデータ通信端末も対象とした。有効回答者数は2713人。調査期間は3月17日~22日。