米comScoreの一部門であるcomScore Media Metrixは米国時間2011年4月22日、同年3月における米国のWebサイトランキングを発表した。3月は環境保護などに関連のあるグリーンサイトへのトラフィックが急増した。世界中で同じ日時に電気を消す「Earth Hour」が3月26日に実施されたことや、原油価格高騰などが米国インターネットユーザーの行動に影響したと、comScoreは分析している。
3月にトラフィックの伸び率が最も高かったカテゴリーはグリーン関連で、ユニークビジターは前月比11%増の1995万人だった。中でも「Planet Green」(ユニークビジターは290万人弱)は同24%増加、「Matter Network」(同98万5000人)は同37%急増した。
3月は旅行関連とホーム関連のカテゴリーもトラフィックが増えた。旅行情報サイト(ユニークビジターは6137万人)とレンタカーサイト(同598万人)はそれぞれ前月比10%と9%増加した。内装やガーデニングサイト(同4940万人)も同10%増加した。
全体のWebサイトランキングでは、米Yahoo!が首位(ユニークビジターは1億7953万人)を維持した。2位は米Google(同1億7685万人)で、それを米Microsoft(同1億7641万人)が僅差で追っている。4位は米Facebook(同1億5297万人)、5位は米AOL(同1億1819万人)となった。トップ50圏内に初ランクインしたサイトには、「FoxNews.com」(41位)、「Time Warner」(49位)などがある。
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