米McAfeeは現地時間2011年2月23日、欧米やアジアで企業のセキュリティ意識を調査した結果を発表した。それによると、46%の企業がリスクおよびコンプライアンス管理の予算を前年より増やす計画で、平均21%の増額を考えているという。

 企業の41%は、ITセキュリティのリスクをしっかり認識していないか、あるいはセキュリティ保護を十分に行っていなかった。また40%が、リスク対策のための製品を正確に実装できるか自信がないと答え、75%がコンプライアンス査定に合格する確信がないと回答した。

 そのほか、毎週システムにパッチを適用している企業は45%で、とにかく全てパッチを当てるという企業は49%あった。37%の企業が、新たな脅威が登場した際に、どの資産にパッチを当てるべきか理解していなかった。

 同調査では、米国、英国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、ニュージーランド、シンガポールにおける企業のIT意思決定者、コンサルタント、セキュリティ分析担当者など353人を対象にアンケートを実施した。
 
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