米comScoreは米国時間2011年1月21日、米国のオンラインビデオ市場に関する調査結果を発表した。それによると、2010年12月にオンラインビデオを視聴した米国インターネットユーザーは1億7200万人で、1人当たりの視聴時間は平均873.1分(14.6時間)だった。
視聴者数ベースのランキングでは、VEVOが3位に付けた。米Universal Music Group(UMG)などが共同で開設した同サービスは着実に拡大し、12月に5060万人のユニーク視聴者を集めた。その多くがYouTubeサイト上のVEVOチャンネルからのアクセスだった。
首位は米Googleが維持し、1億4480万人のユニーク視聴者を獲得した。そのうちほとんどをYouTubeが占めている。2位は米Yahoo!で、ユニーク視聴者数は5310万人。4位は米AOL(ユニーク視聴者数は4860万人)、5位は米Viacom Digital(同4590万人)だった。
視聴者1人当たりの平均視聴時間はGoogleが最も長く、274.3分だった。視聴者数ベースで10位の米Huluは、平均視聴時間が217.1分でGoogleに次いで長かった。
■2010年12月のサイト別オンラインビデオ視聴状況(家庭/職場/大学ユーザーを含む) サイト ユニーク視聴者数 視聴セッション数 1人当たりの平均 (1000) (1000) 視聴時間(分) 全体 172,109 5,156,086 873.1 Google 144,757 1,924,214 274.3 Yahoo! 53,050 191,367 30.0 VEVO 50,594 266,448 89.9 AOL 48,550 252,561 31.2 Viacom Digital 45,880 148,321 51.6 Facebook.com 41,119 124,546 14.6 Microsoft 36,589 132,747 50.4 Fox Interactive Media 28,902 90,959 19.3 Turner Digital 26,943 89,204 23.4 Hulu 26,493 131,127 217.1 出展:comScore
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