ITサービス業界の団体TechServe Allianceは米国時間2011年1月14日、米国のIT関連雇用状況に関する調査結果を発表した。それによると、2010年12月におけるIT関連職の新規雇用は3500人で、13カ月連続で前月を上回った。

 12月のIT雇用者数は391万1900人だった。前月比で0.09%増、前年同月比で2.61%(約10万人)増加し、非農業部門全体の伸び率(前月比0.08%増、前年同月比0.87%増)を上回った。

 TechServe Alliance最高経営責任者(CEO)のMark Roberts氏は、「政府による調査データと合わせて考えると、2011年のIT雇用は見通しが明るい」との展望を示した。

 また米メディアの報道(InfoWorld)によると、人材会社の米Yoh Servicesが調査した技術関連職の時給は、12月に前月比4.31%上昇し、31.55ドルとなった。9月に過去4年で最も低い29.81ドルまで落ち込んだが、「12月の上昇は底を打ったことを示している」とYohは分析している。

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