広告インプレッションのモバイルプラットフォーム別シェア(出典:米Millennial Mediaの2010年12月調査)
広告インプレッションのモバイルプラットフォーム別シェア(出典:米Millennial Mediaの2010年12月調査)
[画像のクリックで拡大表示]

 米Millennial Mediaは米国時間2011年1月13日、米国スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。モバイルプラットフォーム別の広告インプレッション(広告表示回数)を分析したところ、2010年12月に初めて米Googleの「Android」が米Appleの「iOS」を上回っていることが分かった。

 Millennial Mediaのモバイル向け広告ネットワークを通じた12月の広告インプレッションは、Androidが46%で最も多く、次いでiOSが32%だった。カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry OS」は16%、フィンランドNokiaの「Symbian」は2%、米Microsoftの「Windows OS」は1%だった。

 2011年は、引き続きシェアの分散が進み、Androidだけでなく、BlackBerry OSや「Windows Phone 7」を含むWindows OSもiOSにプレッシャーを与えることになるだろうと、Millennial Mediaは予測している。

 なお、米メディアの報道(CNET)によると、スマートフォンやタブレット端末などを含めたモバイルデバイス全体のインプレッションを見た場合、2010年12月のメーカー別シェアはAppleが21%と最も多かった。韓国Samsungが17%で2位、台湾HTCが15%で3位だった。

[発表資料へ]