米comScoreは米国時間2010年12月19日、米国ホリデーシーズンのオンラインショッピングに関して調査した結果を発表した。それによると、感謝祭(11月第4木曜日)直後の月曜日(11月29日)にあたるサイバーマンデーは、1日だけで10億ドル以上のオンライン支出を記録した。また、グリーンマンデーと呼ばれる12月第2月曜日(12月13日)を含む週は、1日当たりの支出が9億ドルを超える日が4日もあった。

 11月1日から12月17日までのオンライン支出は274億6000万ドルで、前年の同期間と比べ12%増加した。サイバーマンデーの売上高は前年比16%増の10億2800万ドルに達し、今年のホリデーシーズンで最高額になる見通しという。

 オンラインショッピングのトラフィックが最も上昇すると言われるグリーンマンデーの売上高は9億5400万ドルで前年比12%増加した。1500以上の販売事業者が送料無料のキャンペーンを実施した送料無料の日(12月17日)は同61%増の9億4200万ドルだった。

 11月1日以降の週別売上高を見たところ、過去5週で送料無料の手続きによる購入が50%以上を占めた。昨年は送料無料の購入が50%を超えたのは1週のみだった。「送料無料が今年のホリデーシーズンで最も効果的なサービスのひとつであることは確かだ。オンライン販売事業者は感謝祭の前の週から送料無料を実施して、消費者を引きつけている」とcomScore会長のGian Fulgoni氏は述べた。

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